2018.07.05 リポート 遠州産地の学校を開校しました

6月23日(土)に「遠州産地の学校」がスタートしました。

この学校では、織物の産地である「遠州産地」ならではの職人や事業者が先生となり、全8回の講座を開催します。


申込者は全国から24名。最も遠い方は広島から参加しています!
初回となるこの日は遠州織物会館を会場に、オリエンテーションや参加者自己紹介のあと、さっそく熱気のこもった授業が行われました。

■全国の産地概略と遠州産地の位置づけ 宮浦 晋哉 氏(株式会社 糸編)

 
全国の産地と深いネットワークを持つ宮浦さんから全国の産地概論を


 
遠州産地の学校特製の「教科書」

■遠州産地の歴史と概要 松尾 耕作 氏(遠州織物工業協同組合)

 遠州産地に最も詳しい松尾さんから遠州産地の歴史と概要を
 

 参加者は真剣な様子で聴講


■織物の基礎と解説 濱田 美希 氏(古橋織布有限会社)

 産地若手の濱田さんから糸番手や織物の製造工程などの基礎講座


 実際に繊維を撚ってイメージをつかむ


 機屋メガネでテキスタイルの構造を見る


全国から集まった参加者は、職業も年齢もさまざま。授業を通じ遠州産地や遠州織物についての深い知識を学んでいく中で、どういった動きにつながっていくのか非常に楽しみです。
産地の事業者と参加者が、また、参加者同士が結びつき、遠州産地を動かす新しい力が生まれていくことを期待しています。

<問合>遠州産地振興協議会 ℡053-457-2285